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美容コラム
2016.03.11
  • スキンケア

紫外線のダメージを受けやすい!乾燥肌の原因と対策

紫外線のダメージを受けやすい!乾燥肌の原因と対策

太陽の光には、目に見える可視光線と目に見えない紫外線・赤外線の3種類あります。

その中でも紫外線はもっとも波長が短く、UV-A、UV-B、UV-Cに分かれており、実際に肌に影響があるのはUV-AとUV-Bといわれています。

UV-Aは紫外線の約9割を占め、肌の奥まで侵入しダメージを与え、「光老化」を引き起こします。

UV-Bは逆に紫外線の1割程度。しかし、日焼けによる炎症や色素沈着を引き起こしてシミの原因をつくる他、表皮細胞やDNAを傷つけるなど肌に大きく影響していきます。

季節ごとの紫外線の変化と肌への影響

紫外線が夏に強くなるのはオゾン層が関係しています。太陽と地球の距離が短い夏は、紫外線がオゾン層を通過する距離も短く、強い紫外線のまま地上に届いてしまいます。冬に比べ夏のUV-Aは2倍、UV-Bは5倍に及ぶといわれているのです。

春から紫外線対策を始めてほしい理由

女性誌や女性向けWEBメディアなどで、「紫外線対策は春先から始めよう!」というような記事を見かけますが、これは冬から引きずっている肌の状態と徐々に強くなっていく紫外線がリンクしているからなのです。春先は雨が少ないけれど日照時間は長くなりはじめ、気温も緩やかに上がっていきます。3月から紫外線量も急激に強くなりますが、湿度は冬から引き続いて低いため、肌は乾燥気味のまま。だから、この時期のお肌は注意が必要なんです。

春先の肌を守るために知っておきたい、紫外線が肌に与えるトラブルと、その対処法をご紹介します。

乾燥肌&紫外線の刺激でメラニンが増加

肌の一番外側は、肌を守る角質層がバリアを張って皮膚を外部の刺激から守り、肌内部の水分を保護しています。しかし、冬から春にかけての湿度の低下によってこの働きが弱まると肌の水分量が少なくなり、さまざまなトラブルを生む原因になります。そのため3月になって徐々に強くなる紫外線からも影響を受けやすくなってしまうのです。

乾燥して角質層の働きが弱まっている肌は、その紫外線から肌を守るために必要以上にメラニンを生成します。しかも、乾燥によって肌の水分量が不足しているため、うまくターンオーバーできずにメラニンを含んだ角質が停滞し、その結果シミの原因をつくってしまいます。

シワの原因も紫外線?

群馬大学付属病院皮膚科医の石川治先生も、シワの原因の75%が紫外線であると発表しています。

シワの他、肌のたるみなど肌老化トータルの原因をみても加齢による自然な老化現象はたった1割で、約9割が紫外線の影響と考えられているといわれています。

紫外線による肌の老化

紫外線の約9割を占める紫外線のUV-Aが、皮膚の一番深い層である真皮層にまで到達することで肌細胞内で活性酸素を発生させ、ハリや弾力、潤いを保つコラーゲン、エラスチンが壊れていきます。それがシワやたるみができる原因に繋がるのです。

紫外線対策はまず保湿から!

紫外線から肌を守る角質層のバリア機能を強くするためには、保湿がとても重要なポイントになります。

セラミド・スキンケアで角質層のバリアを強化

角質層の水分は、「セラミドなどの細胞間脂質」「皮脂」「天然保湿因子」の3つによって保たれています。特に、セラミドは角質層の保湿の80%に関わるといわれています。水分や栄養分だけでなく、こうした保湿物質を補うことが大切です。

しっかり浸透させることが重要なので、化粧水を肌にのばしたら、両手で頬を包み込んで3秒ほどかけて優しくなじませ、ハンドプレスをします。こすらず手の平で密着させるようにしてください。

ビタミンC誘導体でしっかり浸透

ビタミンCには、紫外線による肌へのダメージをケアする働きがあるといわれていますが、安定性に欠け空気に触れると酸化してすぐに壊れて、肌に浸透しにくいという弱点がありました。

そこで、開発されたのがビタミンC誘導体です。空気に触れても酸化せずに角質層へ浸透し、肌に吸収されてからビタミンCに変化していきます。活性酸素やメラニン生成の抑制、ターンオーバーの促進、皮脂分泌のコントロールなど美白に効果的な成分が含まれています。

洗顔後、化粧水の前のコットンパックにおすすめです。

スキンケアで十分に肌の調子を整えて、徐々に強くなっていく紫外線に負けない肌を目指しましょう。

また、野菜や果物など食べ物からもしっかりビタミンを摂ってください。リコピン(トマト・スイカ)やセレニウム(ニンニク・タマネギ)、またポリフェノールなども効果的ですよ。

紫外線対策グッズも忘れずに!

日傘や帽子は直射日光を95%も遮るといわれており、紫外線対策に有効なグッズです。また、目で日光を感じると体内でメラニンを生成してしまうため、サングラスもおすすめです。

「まだ早い」と思うくらいの頃から、SPF20前後の日焼け止めを使って日常生活の紫外線をブロックすることも忘れないでくださいね。

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