ビニールハウス栽培が盛んな現在は、季節を問わずいつでも簡単にあらゆる食材を手に入れることができます。でも、旬の時季に採れた食材は、その時季が最も栄養価が高いといわれています。今が旬の食材をそのときに食べることはとても大切なのです。

「秋冬の食材」は低カロリーのものが多いといわれています。今が旬の食材を、カロリーを気にせず味わえるなんて一石二鳥ですよね。

そこで、秋冬に旬を迎える食材と、それをおいしくいただけるレシピもあわせてご紹介します！

ダイエット中でも旬の味覚を楽しみたい！

例えダイエット中の方でも十分に満喫できるのが低カロリーの「秋冬の食材」。うまく取り入れるポイントは「いつも使っている食材を、秋冬が旬の低カロリー食材に代えること」です。

たとえば、この季節の旬な食材・エリンギは脂肪をつきにくくする効果があると言われています。歯ごたえがよく味に癖もないので、肉野菜炒めの肉の代わりなど、さまざまな料理に使うことが可能です。

秋冬の旬な食材

秋冬の旬な食材は、他にもキノコやゴボウ、白菜、レンコン、栗、リンゴなど、さまざまなものがあります。これらの食材は、美味しくて栄養価が高いというだけではなく、「低カロリー」かつ「体にやさしい」ものばかりで、旬であるこの時季に食べることにより、さらに体調不良を予防する効果もあると言われています。

具体的に見てみると、キノコはビタミンDを多く含むので、骨粗しょう症を防ぐ効果があり、豊富な食物繊維は便通を良くする働きがあります。

リンゴにたくさん含まれるペクチンは静菌作用があるため、ガン細胞を抑える効果があるともいわれており、「1日1個のリンゴを食べると医者を遠ざける」という古くからのことわざにも取り上げられています。旬の食材のパワーは凄いですね！

簡単で手軽！ 今が旬の低カロリーレシピ

ダイエットでカロリーはあまり取りたくない……、でもおいしいものは食べたい！ そんな方のために低カロリーの旬な食材をつかったレシピをご紹介します。ぜひご自宅でつくってみてください。

キノコ、ゴボウ、鶏肉の炊き込みご飯

材料：4人前

• 米　1.5合
• 鶏モモ肉　100g
• マイタケ　1/2パック
• シメジ　1/2パック
• ゴボウ　1/4本
• 人参　1/4本
• 油揚げ　1枚
• しょう油　大さじ1.5
• みりん　大さじ1.5
• 料理酒　大さじ1.5
• 白だし　大さじ1.5
• 本だし　大さじ0.5

作り方：

• お米を研いでザルにあげ、約30分おいておきます。
• その間に、鶏モモ肉は1センチ角ほど、ゴボウはささがき、人参は小さめの短冊に切り、マイタケとシメジは手でさき、油揚げは薄くスライスします。
• 炊飯器にお米と具、調味料、水を入れて、あとは炊飯器にお任せです。

キノコやゴボウがたくさん入っているので、これでも十分にヘルシーですが、さらに「低カロリーにしたい！」という方におすすめの方法が3つあります。

• お米を白米よりもカロリーが低く、食物繊維が豊富な雑穀米や発芽玄米にかえる。
• 粒こんにゃくを加えてお米の量を減らす。
• 最もカロリー高い鶏モモ肉の量を減らし、キノコやゴボウ、油揚げの量を増やす。

「そういえば、この季節の旬の食材をまだ食べていない」という方は、ぜひこの機会に試してみてくださいね！